弘前の街並と前川建築

青森県弘前市

 

前川国男が設計した建物が多く存在する弘前市。

駅のホームでは津軽三味線の音がいい感じ♪

弘前駅に着くと、ホットアップルジュースでおもてなししてくれました。

寒い体が温まります。うまい!!

木村産業研究所(1932)

前川国男がフランスの巨匠ル・コルビュジエのもとから帰ってきて最初に設計した建物。

当時ではまだ新しかったコンクリート建築。

大胆なオレンジの天上はコルビュジエの影響でしょう。

弘前市役所庁舎(1958)

木村産業研究所から26年後の建築。

ダイナミックな力強い骨組み。天上の青色が特徴的。

力強い骨組みの中に赤煉瓦タイルをはめ込んでいる。

市庁舎らしい、重厚感のある形。

弘前城の方へ

でました、弘前市民会館!!(1964)

雪の中のコンクリートの表情がいい☆

事務の人に中を見せてもらいました。

これです!!前川建築っぽいです。

無機質なコンクリートの中で青い天上や赤や緑の壁が効果的に空間を彩っています。

足下のカーブしたタイル貼り。

メイン棟のダイナミックな階段!!少しうねっています。

オリジナルの照明器具

大きな舞台ホール

わかりますか?建物の真ん中か少し突き出ていて、壁がまっすぐではありません。

この小さな突き出しが、建物の形に立体感を付け加え、形の質を向上させています。

奥に行くと弘前市立博物館(1976)

前川国男が無機質なコンクリート建築から

味のあるタイルの外壁へ方向転換した後の建築。

弘前市民会館はすごくよかったけど、この建物はどーだろう。

熊本県立美術館でも思ったけど

全部が同じタイル貼りだと、なんとなく面白みに欠けるよーな。

弘前城(前川建築ではありません)

弘前市緑の相談所(1980)

僕が生まれる3年前に完成した、植物関係のことを相談できる市の施設。

前川さんにはめずらしく天上や軒裏に木がつかってありました。

特に何がすごいっていうわけでは。

津軽藩初代藩主 津軽為信

 

弘前には他にもまだ前川建築があります。

前川ファンにはたまらないことでしょう☆